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「失礼します…」
さっきまで着ていたボロボロの浴衣と打って変わって
薄い桃色で百合のプリントのある可愛い浴衣だった
「お!似合うじゃん♪でも髪がボサボサだな…」
少し不満毛に言うヨウの回りには他に3人の男がいた
「!?」
誰!?
甘奈が驚いていると
「君が今日から俺らのお世話してくれるの!?
やばいくらい可愛いじゃん!」
「ひっ」
体格の良い大柄で30歳くらいの男が甘奈に近づいて来た
近づかれすぎて甘奈は尻餅をついた
すると
背の高い美形で20歳くらいの男が甘奈の手を引いて体を起こす
「レディを驚かしてはいけませんよ浩太郎
私は綺咲(キラサキ)レイと言います。大丈夫ですか?」
「あっはい///」
ひぇ~綺麗な人だな~
甘奈は一瞬見惚れてしまった
「すまんすまん!
俺は土屋浩太郎(ツチヤコウタロウ)だ
よろしくな!」
浩太郎と言う男はガハハと笑った
「…野月甘奈です
お願いします」
「あんた家事できんの?俺らより悲惨だったらクビだぞ」
甘奈はヨウの隣にいる
あぐらをかき腕を組んで偉そうな奴を見た
年は甘奈と同じくらいに見える
甘奈を睨みながら言った
ムカ
なんだこいつ!
甘奈も負けじと睨み返した
ヨウは少年の頭をわしっと掴み
「こいつは漆山喜千也(ウルシヤマキチヤ)だ
まぁ、このようなむさ苦しい家だが頼んだぞ
この屋敷の住民はこんだけだ」
甘奈はヨウが話始めたので
怒りが納まった「え?こんなに広いのに4人しかいないの?」
「そうだ、まぁ自由に使ってくれ
てまぁ何にもないがな!」
とヨウが笑と
浩太郎も吊られてガハハとと笑った
「……。」
甘奈15歳
今日からここでこの男達と暮らします
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