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カーンカーンカーン
「うるせ~な~」
甘奈は朝の鐘と共に目覚めた
二回目の鐘で皆を起こす事になっている
甘奈はいつも早起きなので
すぐに朝ごはんを作り終え
掃除に取りかかった
しかし
「広すぎるんじゃボケーーー!!」
と朝から叫んでいると
くすくす
!?
バッ
急に後ろから笑い声が聞こえて
甘奈は驚いて振り返った
「朝から元気だね」
そこには美形なレイが窓の策の上に片足を立てて座っていた
いつ来たんだ!?
全く気配なかったし…
レイはヒラっと窓から降り
「確かにここは広いよね
甘奈ちゃんが来る前は俺らが交代制で家事やってたんだよ
慣れればすぐ終わるよ」
にこにこしながら
優しくレイは言った
そして甘奈にゆっくり近づく
「いっいつの間に来たんだ??」
「今来た所だよ★
甘奈ちゃんさ、折角可愛いのに言葉使いが汚いと勿体無いよ?
俺が言葉遣い教えてあげようか?」
レイが甘奈のボサボサな黒髪を触り自分の唇に当てて
色っぽい目で甘奈を見る
「なっ///言葉遣いくらい自分で直せるわ!」
甘奈は顔が熱くなった
レイはにこっと微笑み甘奈から離れる
「汚い言葉使う度にでこぴんだからね☆
鐘がなったら部屋まで呼びに来てね」そう言うと
レイはヒラッと歩きだした
なっなんなんだあいつは!!///
てかでこぴんって…汗
あいつのでこぴん痛そうだな…
甘奈は頭をブンブン振ると
「よし!掃除掃除!鐘が鳴るまでに終わらせてやる!」
甘奈は元気よく廊下を雑巾がけし始めた
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