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ねぇ…おねがい…
小さな窓の外
そぼ降る雨の音を静かに聴かせて
滴る雫の音
地を打ち潤す水の音
明かりを消して
そっと抱き締めて…
わたしの醜い感傷
優しく吹き飛ばして…
ねぇ…おねがい…
貴方の腕の中
この白すぎる肌を貴方で染めて
合わせる唇
絡み抱き合う温もり
心を隠して
優しく抱いて…
わたしの幼い心
優しく踏みにじって…
暗闇に溶ける
子猫の鳴き声
貴方にだけ
そっと…届けるから……
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