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8、準備
まず4人は、銃弾を買いに行った。いつも行ってる、顔なじみの店。たまに、拳銃の鑑定をしてくれたり、新しく入った代物を薦めてくれたりする。
店の主人『おっ、いらっしゃい。今日は何を探しに?』
中居『銃弾をね。』
店の主人『銃弾ですか…なら、今日はこれがオススメだよ。』
剛『…高そうだね。』
吾郎『結構イイとこのだよ。』
店の主人『いったい何に使うんだ?』
木村『人助け…かな。』
店の主人『人助け?…そうか…なら、今日はタダだ。好きなの持って行きな。』
剛『えっ、いいの?』
店の主人『あぁ、人助けならしょうがない。』
中居『ありがとな。』
店の主人『いいって事よ。』
次に向かったのは、慎吾の家。
吾郎『アイツ、ちゃんと拳銃持ってるのかな?』
中居『さぁ~。いつもなら持ってるけど、忘れる時は忘れてるんだよな。』
木村『部屋の中にあったらどうする?』
中居『慎吾に届けるしかないんじゃない?拳銃なかったら辛いでしょ。』
剛『部屋の中に、拳銃がありませんように~。』
中居『笑』
ドアの前に到着。
中居『木村、合い鍵。』
木村『はいよ。』
ガチャ…。
木村『あれ。』
吾郎『どうしたの?』
木村『鍵が開いてる。』剛『えっ…』
中居『とりあえず中に入るぞ。』
ドアを開け、部屋の明かりをつけた。
剛『なんか、荒らされてる?』
中居『アイツの仲間が下見に来たのかもな。』
木村『しかも、鍵開けっぱかよ。』
吾郎『え~と慎吾の拳銃は…。』
剛『あっ!!』
木村『!!。なんだよ。』
剛『あった。慎吾の拳銃…。』
木村『マジかよ~。』
吾郎『あ~やっぱり、持って行ってないんだ。』
中居『丸腰ってわけかよ。』
木村『最悪…。慎吾の拳銃って一つだけか?』
剛『うん、そうだよ。中に銃弾は~あんまり入ってない。』
吾郎『他に銃弾ないのかな?…あっ、あった。』
木村『でも、これだけじゃ足りないでしょ。さっきの店で買っとけば良かったな~失敗した。』
中居『…その必要はないかも。』
剛『なんで?』
中居『ほら、あれ見てみ。』
中居の指さす方を見ると…かなりの量の銃弾があった。
剛『うわ、すごい量だね。』
木村『慎吾のやつ、めったに拳銃使わないくせに、銃弾はかなり買うよな~。』
中居『たぶん、店の主人に薦められたか貰ったんじゃない?』
剛『なるほどね~。』
吾郎『これだけあれば大丈夫だね。』
木村『だな。』
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