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手下達が放つ銃弾が4人の顔をかすめ、ドラム缶やら鉄材やらに当たり、火花が散っていく。でも4人は、負けじと発砲し続けた。
そして、また一人また一人と手下達が倒れていく。
すると、手下は残り一人…。
木村『あとはお前だけだ!!』
手下『……別に撃ってもいいが、そしたらお前らの仲間の本当の居場所が、分からなくなるよ?まっ、お前らはもう、知ってると思うけど。』
剛『…居場所?』
吾郎『どういう意味だよ。』
中居『……。』
手下『お前等だって知ってんだろ?旗がなくたって…分かるよな?お前らの仲間はここにはいない。この旗は店から取ってきたんだ。ここはお前らが探してる場所じゃない。』
中居『…なんでそんな事、簡単に教えるんだ?』
手下は、屋根から降りながら言った。
手下『俺は、あのボスが大嫌いなんだよ。』
剛『え?』
手下『俺たち下っ端をこき使いやがって。だから、お前らにボスを抹殺してもらおうって事よ。』
木村『…なるほど。』
中居『ボスがいなくなれば、お前は自由だもんな。』
手下『まっ、そういう事。じゃっ。』
木村『おい、どこ行くんだよ!!』
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