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12、果たして…?
慎吾のいるアジトを必死に探す4人。しかし、なかなか見つからない…。
剛『暗いから、全部同じに建物に見える…』
木村『…参ったな…。』
中居『今は、吾郎の記憶しか、頼れるものがないな。』
木村『だな…。』
剛『ねぇ、旗以外に目印になるものないの?』
吾郎『旗以外で…?』
剛『うん。』
吾郎『旗以外………あっ!!』
木村『何っ!!』
吾郎『サーフィンボード!!』
剛『サーフィンボード?』
吾郎『そう。店の前に2、3枚飾ってあるんだ。旗以外の目印は、それぐらいしか…。』
中居『サーフィンボードか…よし。みんな、ライター持ってるか?』
剛『…あるよ。(ポケットから出す)』
木村『ほら。(火をつける)』
吾郎『うん、あるよ。(手のひらに乗せる)』
剛『でも、なんで?』
中居『この辺りにある店、一軒一軒近づいて、ライターの光だけでサーフィンボードを探すしかない。それに、ライターの灯りがあったら、お互いどこにいるか分かるだろ?手分けして探そう。』
吾郎『なるほどね。』
木村『それしか方法はないな…。』
中居『あぁ。』
剛『よし、探そう。』
4人は一軒一軒店に近づき、サーフィンボードを探し始めた。頼りになるのは、ライターの灯りのみ。しかし、なかなか見つける事が出来ない。
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