16、フィナーレ〓

3/5
前へ
/33ページ
次へ
『電話番号…』 吾郎は渡された紙を、見つめていた。 慎吾『どこの電話番号?』 吾郎『わかんない…』 剛『かけてみれば?』 木村『かけてみろよ。誰の電話番号か気になるし。』 吾郎『…うん…わかった』 吾郎は携帯電話を取り出し、紙に書かれている電話番号に電話をした。すると… 『………はい、もしもし』 『……あっ…』 吾郎にはこの声に、聞き覚えがあった。 『…父さん…?』 『…おっ吾郎か…久しぶりだな』 慎吾『父さん!!』 剛『吾郎さんの!!』 『元気にしてるか吾郎。』 『元気だよ…びっくりした、父さんに繋がるなんて。』 吾郎は少し戸惑いながらも、自然と笑顔になった。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

120人が本棚に入れています
本棚に追加