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3、4人集合
剛がいつもの店に行くと、みんな集まっていた。
木村『おっ来た来た♪』
『おせ~よ剛。ずっと待ってたんだぞ!!』
声の主は、Fine,Peaceコードネーム 001中居。
★Fine,Peaceのリーダー&指令官。
性格は、一番に仲間を思う。
『かなり走ったんだね。スーツが寄れてるよ。』
この声の主は、Fine,Peaceコードネーム 003吾郎。
★いつも冷静に物事を考える。
性格は、冷静沈着。
彼の父親は、偉大な組織の一員らしい。
『お前ホントにちゃんと探したのか?』
中居が疑い深そうに聞いてきた。
『探したよ。探し尽くしたよ!!』
剛は必死に答える。
『でも珍しいよね。慎吾がどこにもいないなんて。』
吾郎が周りを見渡して言った。
『…ところでさ、ここに集まった理由って何?』
剛が思い出したように聞いてきた。
木村『あっそうだ。ホントは5人集まった方がいいんだけど、いいや、話そう。』
そう言うと、木村がズボンのポケットから一枚の紙を取り出した。
木村『これ見てみ。』
その紙には
『この人達を捕まえてくれたら、そのものに一億払う。生きて捕まえてくれたら、好きなだけ賞金をやろう。』
その文章の上には、Fine,Peaceのメンバーの顔写真があった。
剛『何これ俺らじゃん!!』
剛が紙を手に取りながら言った。
木村『俺らが知らないうちに、こんな貼り紙があってさ。な~んか気になって…。』
剛『これ、どういうこと?』
中居『俺たちが今、世界の悪い奴らからどんな風に噂されてるか、知ってるか?』
剛『何?』
中居『俺たちを生きたまんま捕まえたら、多額の金で取り引きされるらしい…。それはなぜか。』
剛『えっなんで?』
吾郎『僕たちは、世界の組織と深く関わってるだろう?世界の情報や組織の情報を入手できたら、悪投達は好き勝手できる。だから、僕たちを捕まえて多額の金で売り飛ばしたら、かなりの値打ちがあるらしいんだ。』
木村『俺たちがいつまでもこの世にいたら、世界の悪人達がはい上がってこれないだろ?つまり、俺達をこの世から消して、空いた席を悪人達が狙ってるって事。悪投達にとって、俺達は邪魔な存在だからな。』
中居『でもこれは、ただの噂話だ。気にする事ないと思うけど。』
剛『へ~僕たちって、そんなに値打ちがあるんだね。なんかビックリした。』
木村『確かにビックリだよな。思わず笑っちゃったし。』
中居『…なぁ、もしこの張り紙と慎吾の失踪が深く関わってるとしたらどう思う?』
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