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4、監禁
その頃慎吾は、Blues Masterの手下達と一緒にいた。
薄暗い部屋の中。
たぶんここは地下室だろう。
慎吾『ったく、ここどこだよ。薄暗いし寒いし…。』
慎吾は、イスの上に座らされ、ロープで胸の辺りを背もたれと一緒にキツく結ばれていた。
腕も同様に。
『お前、ここに連れてこられた理由分かるか?』
手下の一人が慎吾の顔を覗き込み、笑みを浮かべて言ってきた。
慎吾『知らね~よ、そんな事…。』
慎吾は、覗き込んできた顔を睨みながら言った。
手下『お前らみたいな利口すぎる組織がいたら、うちら悪人達が迷惑なんだよ。だから、抹殺するのさ。』
慎吾『…たいした事ないね…。』
手下『なに?』
慎吾『そんな事のために、こんな面倒な事してさ。時間の無駄だよ?』
手下『…ふっ…軽口叩けるのも今のうちさ。さ、一週間以内に、君の仲間達は助けに来るのかな?』
慎吾『さぁ、来るんじゃない?わざわざ死にには来ないでしょう…。』
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