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居酒屋に着くと、
『とりあえず生2つと串盛り合わせにカラアゲ。』
ジョッキが運ばれグラスを合わせビールを飲んだ。
『珍しいな。飲みに誘うなんて。』
『何となく飲みたかったんだ。』
しばらく話をしていると昔の恋話が始まった。
マサシは昔から人に好かれやすい感じでモテていた。
それに比べ僕は相手には気がないことは薄々わかっていても告白し失敗していた。
今考えると恥ずかしい。
いつの間にか夜も更けていた。
店を出て歩いていると風俗のキャッチに捕まった。
飲んだせいか勢いで店に入った。
個室に入り服を脱ぐと急に病院のMRIを思い出した。
意識がある全身麻酔のような感覚で淡々と作業は進んでいった。
帰り際に番号を交換した。
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