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次の日に備え眠ろうと電気を消すとベットに誰か腰掛けていた。
電気を消したすぐで暗闇に目が慣れるまで時間がかかった。
ようやく外の光と家電の光で面影が確認できた。
マサミだ。
あまりの出来事に状況が飲み込めずただ動けなかった。
動けない僕のほうにマサミは近付き話し掛けた。
『あの時もう少し力を込めてくれればきれいなまま違うところに行けたのに。』
僕は息を飲んでマサミの姿を確認した。
僕は体の一部が無かったりえぐられていることを想像したが何の形跡もない。
『私は今日一日あなたの行動を見ていた。以外にはっきりものを言うのね。あなたの上司の顔最高だったわ。』
『マサミ。君は僕のことを恨んでないのか。僕のことを殺しにきたのか。』
『何馬鹿なことを言っているの。私は自分が死ぬことも分かっていたし、嫌ではなかった。強いて言えばあなたに殺されたほうが気持ち良く行けたかもね。じゃあまた…』
そういってマサミは暗闇に消えた。
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