都会

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部屋に入り荷物を置きベットに腰を下ろした。 隣にはマサミがいた。 『いつからいるんだ。』 『たった今。言ったでしょ。あなたが望めばいつでも私は現れる。』 確かに彼女がいることに不思議と違和感が無かった。 『僕はこれで良かったのかな。』 『仕事をやめたこと。それとも今こうしてビジネスホテルにいること。』 『どちらも含めて全てだよ。』 『あなたの行動に正解なんて無いわ。あったとしてもそれはあなたの決めることよ。』 『それもそうだ。気分転換に散歩でもしてくるよ。』 僕は部屋を出た。
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