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誰かが僕の首を絞めている。
苦しい。
僕はこんな死に方をするのか。
頭の中が真っ白になりそうだ。
意識がなくなると思った瞬間、暗い部屋の中にいた。
PM11:42
いつの間にか眠っていたようだ。
辺りはすっかり暗くなっていて窓から見える景色がすごくきれいだった。
ふと携帯を見ると5分ほど前に着信があった。
タカシからだ。
僕はタカシに電話をかけた。
『どうした。』
『どうしたはないだろ。あと5分で着くから下に降りてきてくれよ。』
『ちょっとま…』
すでに電話は切れていた。急いで用意をし下に降りたが人影はなかった。
10分は待っただろうか、ようやくタカシが来た。
遅いぞと言い掛けたが飲み込んだ。
タカシの車の後部座席には二人の女が乗っていた。
助手席に乗り込むと車は走りだした。
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