第七章

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これまで何度も人類最強の男を目指したが挫折してしまった俺はこんどこそ人類最強になるためにはどうすればいいのか再び考えた   人類最強なのだからどんなことでもできる   手始めに手首足首にリボンをつけただけの裸体で女子校の教室に窓から飛び込む。   生徒を2、3人巻き込むが人類最強なので気にしない   目についた鞄を次々ぶちまけ「持ち物検査!持ち物検査!」と絶叫   半数の生徒は逃げだし残りは固まっている。残った生徒と目を合わせると軽く悲鳴をあげて逃げていく   教室には誰もいなくなった   いい感じだがまだ最強とは言えない   ぶちまけた小物の中にあった口紅で顔と上半身に戦いの化粧を施しバケツを履いて空き缶ぽっくりの容量で廊下を全力疾走   校長室を見つけたのでノックした後返事を待たずに突撃   校長らしき男が引きつった表情で固まっているが人類最強なので無視   「最近の若者の行動には目に余る物がある」と呟きながら 校長の机にバケツネリチャギ   校長は真っ青な顔で逃げだした   確実に人類最強に近づく   近くにあった図書室に飛び込み本棚に回し蹴り回し蹴り回し蹴り   崩れてきた卒業アルバムの中に知っている名前を発見      俺は泣いた    
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