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Devil Inside
私はいつでも一般に言われる 好い子 にしてきた。
一般に言われる悪い事は何一つしてこなかったし、
一般に言われるあいさつだってきちんとしてきた。
でも本心からじゃなかった。
私は天使なんかじゃない。なのに、みんなが私を
偉い偉いと褒め讃える。
誰もが何かを可愛がりたくて、その標的を私に向けていた。
そんな 眼 に、私は背くわけにも行かない。
私が燃えることを人は知らない
いつでも 好い子 だったから。私が燃えることを人は知らない
私が燃えることを人は知らない
私が燃えることを人は知らない
何度繰り返しても同じ…。
悪魔の様なものが中に居る。
今までしなかった事をしてしまうような悪魔が、私のなかに
潜んでいるのかも。
悪魔が中に…
…私の中の悪魔
いえ、悪魔なんかじゃない。
心の中に、私の心の奥に
潜む
嫉妬深い天使だった
私 と言う今までの行いが、
貴方の目を狂わせる。
本当の私、裏の展開が、
貴方には見えない。
前とは違う天使は、只出番を待っていただけなの。
今までのは、只の上辺。
早く出たいの。
出番を待っている…。
この激しい火、悪魔をやっと外に出す時が来た。
こんな人だったんだ、私は。誰一人として知らないと…私だけが知っていた。
この嫉妬深い天使。
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