12人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
Exodus'04
家を遠く離れて、貴方と一緒に居るこの街はまるで天国みたいなんだ。
そして、今もし家に帰ったのなら、私はどうして良いのかすら分からないんだろうな。
「君は間違っている。」誰かがそんな事を言っていた。わざわざそんな事をしなくても、と。
回りがそう言うもんだから、自分を信じるのが怖くて、なかなか出来ずに居たんだ。
でも、ほら、もうしてしまったじゃない。
ダディー、私が出ていくと言って怒らないで。
大丈夫、自分の事位、面倒見れる様にはなってるよ。
ママ、私の心配なんかいらないの。
これは私の物語。主役は私。
そびえ立つ山々や深い谷、海をアメリカに行くにしても、そしてそんな人生の障害も越えて、
砂漠と雪の中の厳しい人生の試練も抜けて、
私の事を分かってくれてる友達に別れを告げる。
これは新しく私たちの綴る、人生を懸けた遠出なの。
東京の渋滞も見れないし、
ラジオでは日本の音楽すら聴けないかも知れない。
自分の可能性を試さなくては。
これは新しく私たちの綴る、人生を懸けた遠出なの。
昔いたアメリカも、景色が変わっていて、別物みたい。
U3の時を振り替えれば、何かが見えてくる。
アメリカでのデビューは、間違いだったのかもしれない。沢山の困難が待ち受けている。でも、心がそう命じたの。
もう後戻りはできないし、しようとも…。
モーゼの海。
音楽には終わりなんかない。始まった時から、様々な人が音楽を手懸けてきている。
嗚呼ベイビイ、絶対にがっかりはさせない。自身が湧いてきているから。
音楽はいつでも多様性に溢れてる。
でもベイビイ、私の音楽は変わらないよ。
最初のコメントを投稿しよう!