1208人が本棚に入れています
本棚に追加
「聢岐君(タジキ)!また軟派して!!」
向こうから駆けて来る女性を見て聢岐という男はばつが悪そうな顔する。
「柴奈乃(シナノ)…。軟派とは人聞きの悪い…」
「今のはどう見たって軟派ですよ」
柴奈乃という女は陽飛達の所までたどり着いた。
そして聢岐と柴奈乃は言い合いを始めた。
陽飛はあっけにとられ、网菜は溜め息をついて歩いて行った。
「あ……」
陽飛は後を追おうとしたが襟を捕まれた。
少しぐえっとなった。
「ちょっと待ってね~」
掴んだのは柴奈乃だった。
陽飛は襟を直し、
「何ですか?」
二人は悪い笑みをしている。
「君でしょ。中級から始めて网菜と組んだ死神って?」
「?そうだけど」
陽飛は不思議に思った。
最初のコメントを投稿しよう!