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「死神って普通は下級から始めるもんなのに何で君は中級から出来たんだ?」
「おっさんと冥王が勝手に決めやがったんだよ…」
「おっさん?」
「荼清つう奴」
その名前を聞いた時、二人の顔が青ざめた。
「た…荼清様をおっさんって……!」
更に青ざめていく。
「おっさんが何?」
「荼清様は冥王のパートナーなのですよ。
その方をおっさんって…」
それを聞いた陽飛は、へぇ、おっさん案外凄いんだぁと思っただけだった。
「別におっさんは気にしてなかったからいいんじゃねぇの」
いや、荼清はかなり気にしていた。
おっさんと言われ、鏡を一時間も見ていたほどに気にしていた。
「そろそろ俺行くわ……」
陽飛わ二人の間をすり抜け部屋に向かって走った。
聢岐と柴奈乃はまだ固まったままだった。
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