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「仕事は三つある。
さっきやった人界で迷う魂を運ぶこと、リストにのった死にそうな人間から魂を狩り取ること、それとこの冥界で罪を犯した者を裁くこと。
これが私達の仕事だ。
何か他に聞きたい事は?」
陽飛は唸って聢岐の言葉を思い出した。
「死神って何かランクでもあるのか?
俺は中級って聞いたけど」
网菜は説明するのが楽しくなってきたらしく少し丁寧に説明してくれた。
「あるぞ。
普通は下級からなんだがな。
たまに霊力が強く中級から始める者もいる」
お前だと陽飛を指差す。
さすがに网菜の指は捻らない。
捻ったら消滅はまぬがれないだろう。
「下級は意見を聞かれず、ただ言いなりになる人形みたいなものだな。
中級は直に冥王と会う事を許され、意見も言う権利を与えられる。
上級は最高ランクだから、何もかもが許される。命令をされなくても動く事も出来るしな」
つまり私と自分を指差す。
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