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「ごめんなさい。何か初めて逢う人に悪戯したくなるの」
胡蝶は照れくさそうにあやまる。
陽飛は呆れて見ていると、左手首の透明の数珠に目を止めた。
「あんたも死神なのか?」
胡蝶は首を左右に振る。
「私は情報屋よ。
あなたのこともよく聞いてるわ。
あっ、でも鎌は持ってるわよ」
陽飛に逆十字架のペンダントを見せる。
「なら情報屋のあんたなら分かるか?网菜が今何処に居るか…」
胡蝶はクスクスと笑う。
「えぇ、部屋でぐっすり寝てたわよ」
「はぁ!?たくっあいつは…!」
急いで走っていく陽飛を面白そうに見ていた胡蝶は笑顔を消した。
「朱蛇螺様に幽界の事を話さなくては…」
と呟いて姿を消した。
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