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やっとクルマからでられた。やれやれ…
ここはどこだろう?
しんちょうに、しんちょうに…
なにかニンゲンたちがはなしてるみたいだ。
…
ニオイをかぎまわるのにもあきちゃったからねてよう。
『寝ちゃったみたい(笑)可愛い』
『今は寝かせてやろうか』
…ドドド…
じめんがゆれてめがさめた。
『ねぇーこれがうちの犬なの!?名前は!?』
うるさいな、なんだろこのニンゲン…
『雅巳!寝かせてやりなさい…乱暴にしちゃだめだ』
このニンゲン、マサミって名前なんだ。カラダがほかのニンゲンよりちいさい。
いきなりぼくはもちあげられた。
『カワイイ~!!あそぼう!!』
やだ、はなして!
カラダをいっぱいうごかしてあばれた。
『なんだよぉ。』
「キャン!アゥン!」
『わっ』
「ギャゥッ!!」
いたい。
ぼくはおちたみたい。ニンゲンがびっくりして足※をはなしたんだな。
「キュゥン」
ここはやだ。キライ。
どこかにかくれよう…
※犬からしたら手という認識はないと思って足と言っています。
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