俺の好きな人

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上を向くと、見慣れた少女の顔があった。 「あ………。」 彼女は、しまったという顔をした後、 「あー、その、すまんな。」 と言い、木の中へがさがさと戻っていった。 そして、俺達から少し離れた木の上から降りてぽてぽてと歩いて行った。 「喜乃(きいの)。」 .
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