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「ぐおぉぉぉぉ!!!!!!!
痛てぇぇぇ!!!!!!!」
フローリングの上を転がりまくる俺…
そこに休日で仕事を休んでいる父さんが現れた。
「良介…
お前何やってんだ…」
少し笑いを堪えながら父さんは話しかけて来た。
「実はさ…」
俺は今日あった事を話し始めた…
5分後…
「ハハハハハハハハハハハ…
馬鹿だな良介…
自転車のチェーンが切れるなんてこの小説の作者ぐらいだぞ…」
「父さん…
それ言っちゃダメだって!!」
まったくもってこの小説の作者は自転車の酷使によりチェーンが切れてしまったのだ…
しかも外出中…
見知らぬ土地を彷徨い続けた結果なんとか自転車屋を発見し事なきを得たのだが…
まあそれはさておき父さんは笑うのをやめると、涙をぬぐった。
どうやら笑いすぎて涙が出たらしい…
よしっ!!
殴ろう…
そう思って手を鳴らしたところで父さんは真剣な顔で俺の方を向いた…
「良介…
任せろ…」
そう言って父さんは財布を出した。
えっもしかして臨時ボーナス…!?
ひゃっほい!!
父さん愛してるぜ!!
そう思って俺はドキドキしながら財布を覗いた…
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