僕はいつも君の傍に居るよ

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でも、そんな楽しい毎日は儚く終わりを告げた……。 気付いていたんだよ……。 永遠なんて無いって事……。 僕は……君と長く居られないって事……。 最初に違和感を覚えたのは……春のある日……。 体が動かしにくくなったんだ……。 別に太った訳じゃないんだよ。 痛いんだ……。 足から全身に痛みが駆け抜けるんだよ? 理由は分からないけど、太った所為なんかじゃない……。 そんな僕を悲しげな表情で見る君……。 そんな君を見るのが一番辛かったよ……。 突然、後ろ脚が動かなくなった……。 それでも僕は頑張って前に進もうとしたんだよ……? でも、ダメなんだ……。 何とか引きずるような形では動けるんだけど……。 君は益々辛そうに僕を見てたね。 そして、僕を膝の上に乗せて優しく頭を撫でてくれたね。 動けない僕にはそれが唯一の楽しみだったんだよ。 ついに……前脚も動かなくなった……。 僕は立つ事も歩く事も出来なくて、毎日寝る事しか出来なかったんだ……。 それでも君はいつも僕を見ててくれたね。 でも、僕が見たい顔は君のそんなに悲しくて辛そうな顔じゃないんだよ……。 僕は君に笑って欲しいんだ。 僕が元気になれば……君は笑ってくれるかなぁ……?
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