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「ねぇ、教えてよ凛ッ!!」
「あ、うん、真紗に許可とるから待ってて」
私は真優を一旦放置し、男トモダチと一緒に遊んでいた真紗に駆け寄った。
「ねぇ真紗、真優にメアド教えていい？」
「まゆ……？」
真紗は頭にハテナマークを浮かべた。
「真優、うちのクラスの桜真優だよ」
「えーと……まぁ誰だかわかんないけど、いいよ」
「ん、さんきゅ」
「ぁ……」
真紗が私に手を伸ばしたのがわかった。
けど私はそれを無視して真優に駆け寄る。
駆けてばっかだな、私。
「真優、メアド今送るね」
「うん♪」
私は、本当は校則で禁じられていて持ってきてはいけないはずの携帯を堂々と取り出した。
「そーしん！」
真優の携帯に真紗のメアドを送る。
「おぉ、きたきた!!情熱的なメアドですねー♪」
「うっ、うっさい!!」
だから嫌だったんだい!!
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