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奇跡④
「あっちゃあんいりゅ~????」
幼女が向かった先は星美の弟の元。
「おぉ!!!みか。相変わらず可愛いなぁ」
星美の弟はみかを抱きしめ頭を撫でた。
「あのね!!!!さっきまぁまがお姉ちゃんいじめたんだよぉ~!!!!」
「みかのまぁまは怖いでちゅからねぇ~!!!!!」
二人で星美を見ながら恐怖の目で見る。
「悩んでた子にアドバイスしただけよ!!!!!」
二人はもう聞いていない。
星美の隣から母親が口を出した。
「それで解決したの?あんたに悩み事なんか大丈夫~???」
「………なんかその子妊娠したみたいでねぇ………高校生だからどうしていいかわかんないみたい………ほっとけないんだよねぇ…………」
星美はみかと仲良く遊ぶ弟に向かって言った。
「あつし!!!!!アンタは彼女にそんなツラい思いさせんじゃないよ!!!!!」
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