「終夜の華─fantasy while a flower to… 」

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「終夜の華─fantasy while a flower to… 」

月光に照らされし 其横顔は私だけに 贈られる特別な微笑み 一点の曇りすら 視えない眼差し 今宵の夜空の如く 其素顔は愛を膨ませる 星々のは今も尚 眩しく煌めいている 私の知らない物語を 語る君 幾月ぶりに再会するは 幾千もの星降る夜の下 満月に勝らずとも 劣らない君 私では余りにも尊き 輝きを発する 震える君の手をそっと握る 確かな温もりを 通わす瞬間(ひととき) 確かめ合う存在 恋人達は頬を紅く 染め合う 秋夜の 微かな肌寒さに 寄り添い合う恋人達 数多の遍く世に 素直な君 映すは 私の瞳のみ 幾度も揺らされる事を 許された心は 恋焦がれる私の心 ただこの一時を ゆっくりと夢見の世界 幻想を味わうは 天に光る星空の下の 二人だけの世界 私はこの再会の刻を 迎える度 恋を知る…
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