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危うく俺は翼の折れたエンジェルになる所だったぜ。
「す、すみません!!つい…」
「お、おう…。俺も悪かった…」
なんだろうこのモヤモヤした感じ…。殴られたの俺なのに…。
「お詫びと言っちゃなんですが…、魔法使いのことについてちょっとだけお話しますよ。」
石井はちょっと余裕が出来たのか、俺に魔法のことを話してくれようとした。
「マジ!?んじゃ教えてよ!!ってかなんで俺なんかに教えようと思ったの?もしかしたらバラすかもしんないのに…」
そう言うと、石井はいきなり寂しそうな顔をした。
「たとえば、悪いことをしたとしますよね?」
「…へ?」
石井は、例え話をし始めた。
「それをバレたくなくて黙ってる時、どんな気持ちですか?…僕は、自分の中の正義感と悪い考えとの葛藤の間で、押し潰されそうになっちゃうんです。」
石井はいたって真面目な話をし始めた。俺はいつものテンションを自分の中に収めなきゃいけないから変な気分になった。なんとも居心地がわりぃぜ!!shit!!
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