41人が本棚に入れています
本棚に追加
俺はなるべく息をしないように、一動作する毎に息を止めることにした。
「…ポッポ。」
俺は仕度の最中、ポッポを見てみた。
…こいつ、そんな悲しそうな目で俺を見つめるなよ。いや、そんなアイ〇ルのチワワみたいにされても…。
「…わかったよ!!連れて行きゃいんだろ!?」
しょうがなく俺が折れることにしてやった。そうかそうか、そんなに嬉しいか。…って、喜び過ぎて鳥かご壊してんじゃねぇよ!!なんだその喜びの舞いは!?微妙に求婚のポーズ混じってるし!!
「もーう許さないからな!!ずっと飯抜き!!」
ドア越しにレイチェルさんの怒声が聞こえる。ってか騒いでんの俺じゃねぇから!!ポッポだから!!つってもどうせここにはしばらく帰って来ないし良いか。この際だからこのヒステリックババァに文句の一つでも…
「だぁれがヒステリックブルーだってぇ!?」
だから心の声読んでんじゃねぇ!!しかも違うから!!ヒステリックババァだから!!歌手の方じゃねぇから!!
ドアに鍵掛けといて良かったぜ!!ただ、これで家から出れなくなっちまった!!shit!!
最初のコメントを投稿しよう!