契約!?

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…告白?てか、契約? あたしの頭の中は混乱していた。 ひとり暮らしのアパートまでの帰り道を、 ふと立ち止まって考えては、ハッと我に返り、歩き出すことを繰り返し、 いつもの倍の時間をかけてたどり着いた。 アパートの外階段を上り、二階奥の自分の部屋までくると、かばんの中から手探りで鍵を出し、ドアを開ける。 ワンルームの部屋に入り、電気をつけると、朝起きたまんまの形でベッドのふとんが捲れあがっているのが目に入った。 後ろ手に鍵を締め、靴を脱ぐと、一目散にベッドに飛び込んだ。 「…おかえり。」 !!? .
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