契約成立

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気がつくと、カーテンの隙間から眩しい日の光が差し込んでいて、 あたしは、ゆっくり体を起こした。 「…ッタ!」 ガンガンと頭に鈍い痛みが走る。 …昨日、飲み過ぎちゃったな。 そう思い、ベッドを出ようと、布団に手をかけた。 ……!? 「どこ?…ここ。」 見知らぬグレーの掛け布団に、思わず目を丸くし、あたりを見回す。 そこはシンプルなベッドルームで、 まわりには、スタンドライトと、観葉植物、 そして、大きなクローゼットがあるだけだった。 「…よく眠れた?」 .
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