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……誰!?
恐る恐る顔を上げ、振り向くと、
笑って立っている、隼人の姿が目に入った。
「…隼人かぁ~ビックリしたぁ…」
あたしは大きく息を吐き、再びベッドに体を沈める。
…大和さんかと思ったよ…。
「ビックリさせようと思ってさ!」
そう言いながら、隼人はあたしの上に覆い被さるように体を重ねる。
あたしが横にゆっくり顔を上げると、覗き込むように隼人が顔を近づけ、唇を重ねた。
そのままあたしの体を仰向けに回転させる。
あたしが目を閉じるとそれを合図にしたかのように、隼人の舌がゆっくりとあたしの唇を割って侵入してくる。
あたしはそれを素直に受け入れた。ゆっくりと優しく、でもねっとりと絡みつくような、キス。
しばらくぼーっとして、隼人のキスを受け入れていると、
隼人はゆっくりと唇を離して、あたしのカーディガンのボタンを手をかけ、ひとつずつ外していく。
……コラ待て!
あたしは思わず目を開けて、隼人の手を押さえた。
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