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「…でも、ホントにあたし、ここに住むのかな…。」
改めて部屋を眺める。
…ここは、大和さんの寝室ってことだよね?
よく見ると、さっきまであたしが寝ていたのは、
ダブルサイズの大きなベッド…。
頭の中を、妄想が駆け抜ける。
「え、いや、だって…!」
あたしはひとり、顔を真っ赤にして、訳のわからないことを口走っていた。
…隼人と別れたら、俺と付き合え…
って言われて、
この状況なわけで、
…でもあたしは、了承したつもりないし、
…だいたい、大和さんは、
あたしを「好き」だとは言ってないし…。
???
考えれば考えるほど、この状況も、大和さんの意図も、これからどうすればいいのかもわからなくなってきた。
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