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少し熱めに温度設定をして、頭から一気にかける。
汗が流れて、頭がスッキリする。
ふわっと沸き立つ蒸気の影に、
ふと、思い出した。
…大和さんのことを。
……。
考えても、未だ理解できない。
……契約?
何か、とても重要な言葉なはずなのに、その重みを感じることができない。
「……隼人と別れたら、って言ってたし、ま、今んとこ別れないしね!」
あたしは、ゴシゴシとシャンプーで泡立った髪を洗い、ザバッと一気に洗い流した。
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