別れの危機!?

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ピークの時間を越え、13時を過ぎるとお客さんの数もだいぶまばらになり、 ふぅーとひと呼吸した。 「ナズナちゃん、気をつけなさいよ!ストーカーかもしれないから!」 13時上がりの三枝さんは、クルクルとユニフォームを丸めて、カバンにしまうと、そう言い残して店を出た。 …ストーカー? ふと自分のネームプレートを見る。 これにはあたしの顔写真と「宮瀬」って名字しか記されていない。 …これじゃ名前まで、わかんないよね? あたしは、疑問に思いつつも、ストーカーのせんはないな、と笑って流した。 …帰ったら、隼人に訊いてみよう。 さぁ、仕事仕事! と、レジを出て、商品陳列に向かった。 .
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