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……告白?、いや、脅迫?
てか、契約ってなんだ?
……。
気付くとあたりは薄暗くなっていて、校舎の陰になっているこの辺りは真っ暗だった。
春とはいえ、この時間はまだひんやりと肌寒い。
あたしは、寒さのせいか、それとも恐怖のせいか、ブルッと身震いをした。
…とりあえず、帰ろう。
スクッと立ち上がり、スカートについた砂を払いながら歩き出す。
校舎にはまだ学生が残っているようで、ちらほらと教室の窓に灯りがうつっている。
その灯りを背に、足早に学校を後にした。
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