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ある赤コート、改めダンテは飛行機を降りた。しかし、降りた場所は街のド真ん中。
「想像と違うな・・・」
ダンテは辺りを見回す。
周りには事故を起こし、燃え盛る車と不自然に体が無くなっている人間の死体。
「パーティーが始まるな」
ダンテがそう呟いた時だった。
いきなり近くの建物の扉が開き、人が出てきた。しかし、様子がおかしい。
明らかに腕が一本ない。
「えくすきゅーずみー?」
ダンテが茶化す様に話掛けた。
その時だ!
「う゛ぁぁぁぁ」
人間では明らかに出ない様なうめき声を発しながら、ダンテ目掛け突っ込んできた。
「うおっ」
ダンテは身を翻して避け、銃を向ける。
「止まれ」
しかし止まらない
「止まれ!」
しかし止まらない
「あぁ~アナタ英語ワカリマスカ?あいきゃんすぴーくいんぐりっしゅ?」
何かは一瞬止まった
「何だ分かるんじゃん」
ダンテが何かに近寄った瞬間だ
何かはいきなりダンテを抱き寄せた。
「ちょっwww照れるジャマイカwww」
しかし様子がおかしい。
何かはダンテの首筋に噛み付こうとした。
ダンテは
「引っかかったな!」
と言い放ち、大剣アラストルを何かの腹に差し込み、そのまま上に切り上げた。
何かは真っ二つに切れた。
ダンテは鼻を押さえながら
「腐敗臭?腐ってる?ってーことはこれは死体か。まぁいいかいいな」
とだけ言い、その場を去った。
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