《 ウイルス・インパクト 》

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     [ 一 ] ♥「真一❗真一‼たらー」 ♠「ああ、美花かぁ…」 肩を揺らしながら呼ぶ声に振り返ると、美花が立っていた。 ♥「もう…さっきからずっと呼んでるのに…」 ♠「ごめん、ごめん…ちょっと、本を読んでたんだ💦💦」 真一は図書室にいた… 机の上には数冊の本があった… ♥「もう…いつも決まってここなんだから…」 ♠「卒論のテーマ考えてたんだ…」 ♥「決まったの?」 ♠「うーん…やっぱり、ウイルスかな?」 ♥「ロバートの影響ね🎵」 ♠「ああ、あいつはスゴいよ」 あっ、失礼💦💦俺の名は中矢 真一。大阪の〇〇大学四回生で現在、卒論を書くのに日々奮闘している。  そして今、俺と話しているのは同級生の川谷 美花だ。なぜか、俺の話を一時間でも、二時間でも聞いてくれる。  そしてロバートとは、一回生、二回生とアメリカから短期留学してきたのだが、彼と話すと時間を忘れるぐらい話に没頭した… ♠「恐竜が絶滅したのは氷河期のせいだと言われてるけど、ウイルスじゃないかとも言われてるんだ。」 ♥「ふーん」 ♠「例えば、アンモナイトっているだろ…」 ♥「うん」
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