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♠「で、さっきも説明したけど一瞬で死ぬんじゃなくウイルスなどで苦しんで死んだとしたら…」
♥「そうだとしたら…」
♠「貝殻と言っても人間の骨と同じで体の一部なんだ…
つまり…アンモナイト自身が苦しんで変形した後、氷河期になったり…火山灰とかの堆積によって化石になったなら説明がつくんだ…」
♥「よく分かんないよ💦💦」
♠「つまり、貝殻を変形させる時間が必要なんだ…
劇的な環境変化の中、貝殻を変形させながら生きていけるって考えられないんだ…」
♥「アンモナイトがもがき苦しむ時間がいるという事ね…」
♠「それなら、説明つくだろ?」
♥「でも、どうして氷河期になったのかなぁ…」
♠「すべてが説明つく事があるんだ…」
♥「何?」
♠「巨大隕石が地球に衝突して地表で環境変化をおこした…
一ヶ所から伝播する事によって生物体系にも温度差が生じた…」
♥「難しくて分かんないよぅ…」
美花が困った顔をした。
♠「あはは、ゴメン、ゴメン。例えば水面に石なんか投げれば波紋ができるだろう…
中心から離れるに従って波紋の間隔も強さも減退していくんだ…
もし、隕石が衝突したとしたら中心に近いところは高温と熱風であらゆる生物が死滅するんだ…
でも、中心から離れるにしたがって生き残る生物もいるはずなんだ…
つまり…」
♥「つまり?」
美花は身を乗りだして聞いた…
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