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♠「つまり…波紋の最後のほうで、かろうじて生き残ったとしても相当弱ってるはずなんだ」
♥「確かにね」
♠「そして、免疫力が低下してウイルスなどの病気に侵され死んでゆく…」
♥「それを食べたアンモナイトがもがき苦しんで変形した⁉」
♠「ご名答❗(笑) やがて隕石が巻きおこした粉塵や黒煙が地球全体を覆って氷河期になった…」
♥「理にかなうね」
♠「一瞬で氷河期になったんじゃなければ、生物も生き残るために環境の変化に対応する…
その時間がなければ地球上の生物は全滅して…
人類も存在しないはずだよ…」
♥「ご講義、ありがとう(笑) これから吉村の講義なんだ…」
♠「あの堅物の?」
♥「微分積がどうとか、こうとか…真一の話よりよっぽど難解だよ(笑)」
♠「世の中のすべての事由は微分積で体現出来る❗って、数式を並べるけど…
まるで意味不明…」
二人は顔を見合わせると大笑いした。
♥「単位ヤバいから行くね」
♠「あぁ」
そう言って美花は図書室を出た。
真一、は机に並べた数冊の本を眺めていた…
♠『ダウィーンの進化論』かぁ…
真一は、ロバートとの会話を思い出していた…
♠「進化の過程で、人間と猿に分かれたらしいけど…」
俺は、ロバートに聞いた…
♣「ソレナラ、ホボ同時期ニ、世界ノ各地デ人間ガ発生シタノモ不思議ダト思ワナイカ?」
さらに、ロバートは続けた…
♣「第一、ヒトツノ個体種カラ分カレタナラ染色体ノ数ガ同ジハズナンダ…」
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