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いや、ほんともうスゴいよ先生…
禿げるなんて言ってごめんなさいっ
あたしはプリントを持って香くんの教室に行った。
「あ、香の彼女さんだ」
「えー…ほんとだ」
うわ…何か注目受けちゃったよ
てかあたしが香くんの彼女だって知れてるんだ…
香くんの友達と思われる男子4､5人がわらわらとドアの方にくる。
いや、全員来なくていいから！
香くんの居場所聞きたいだけだし…！！
「で、どうしたの？」
「あ…香くん、どこにいますか？」
「香なら生徒会室だよ、多分」
「そーいや仕事終わってないって言ってたな」
生徒会室か
あの人がいたらやだな…
「ありがとうございましたっ」
「あ、ちょっと待って！」
「？」
「香…君に避けられてまいってたみたいだよ」
「え？」
「だから話聞いてあげて」
「……はい」
あの香くんが、まいってた？
何で？
あたしのことなんて好きじゃないんでしょ…？
よく分かんない
とりあえず、香くんのとこ…行かなきゃ
あたしはペコリと頭を下げて教室を後にした。
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