もしもｷﾐが泣くならば

私の過去

次の日の朝

｢.....ふくぁ｣

私はなんとも情けないあくびをしながら教室に向かう

.....と後ろから何か近づいてくる感じがした

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ....

.....っていうか突っこんでくる!?

｢あ～い～ちゃ～んｯ!!!｣

そう叫びながら瑠璃が私に突っこんできた

私はすれすれのところでヒョイとかわした

朝っぱらからケガなんてごめんだ

しかし私がかわしたせいで標的を失った瑠璃はｶｸっとバランスを崩した

｢.....おはよう瑠璃｣

｢もぅ!!愛ちゃんなんでよけるのよｯ!!!｣

｢....なんとなく｣

口調は怒っているが顔が笑ってる

瑠璃は喜怒哀楽が顔にすぐでる

素直でいいことだ

｢で?何かいいことあったんだ??｣

｢そう!聞いてｯ!昨日の夜メールしたんだｯ!!｣

本当に片岡とメールしたらしい

｢よかったじゃん｣

｢うんｯ!!!｣

瑠璃がとても嬉しそうで私も少し昨日の後ろめたさから救われた