第一章 幼少期:牛若丸の激闘②

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奥義【百獣擬態】とは 忍者の存在を隠すための奥義であり、姿かたちを好きなように変えられる技である。  妖怪の中で姿を消せる者はいても、姿を変える力をもつ妖怪はいない。 カラス天狗は欲張りで、時空をあやつる最強の力を持っているにもかかわらず さらに、最強を目指し妖怪界の総帥(そうすい)“ぬらりひょん”様を倒し妖怪界をとたくらんでいるらしい。 妖怪界がカラス天狗の手中に入ってしまえば妖怪界だけでなく天界そして我々人間界をも制圧するつもりらしい… 伊勢は知っている全てのはなしを牛若にした… 牛若も非なる存在のはなしをされていても始めは、信じるつもりだったが徐々に信じがたい話に動揺を隠せない。 しかし牛若はすぐに何も聞かなかったかのように冷静を取り戻した… 『カラス天狗……  一度手合わせ願いたいものです。』 牛若はそういうと扉を開け外へ出た。 そこには鼻が高くガチガチの髪の毛をしており背中から翼が生えている2M30を超える身体中紅く染められた大男が立っているではないか… その顔は伊勢にとって忘れられない顔であった… そう忍者村を襲い同志を殺した犯人!! 『カラス天狗ぅ!!!!』 憎しみにみちあふれ鬼のような顔をした伊勢が大声で叫ぶと 姿を虎に変えて襲いかかる!! 『そう、それだ…それが欲しいんだよ…』 カラス天狗は目を見開き奥義の観察をするかのようにジッと伊勢をみる… 牛若も伊勢の奥義に目を向けている。 …!!! 牛若はカラス天狗の強大な殺気に少しひるんだ。 しかしその殺気も伊勢には届かない!! 『ガァァァァッ!!!』 カラス天狗に虎が攻撃をした… はずだが…虎の右腕が飛んでいる…… カラス天狗は反撃をしたらしい 虎はたまらず伊勢に姿を戻す… 伊勢にはどこにも外傷は見当たらない… どうやら擬態中の姿にダメージを与えても 伊勢には利いていないみたいだ… 『こ…これなら…ッ』 次は紅い熊に姿を変える。 カラス天狗はジッと擬態の内容を観察している… {パーンッ!!!} カラス天狗の吐いた礫(つぶて)が紅い熊の脳天をはじいた 擬態を解く伊勢の頭からは脂汗が出ている。 『最強の2匹だったのだが…』 小さく呟く 『フッ………読めてきたぞ…奥義の謎が!!!』 カラス天狗は何かに気付いたようだ… 奥義の謎とはいったい……!!!?  ここで奥義の謎がわかった人は凄い✋ みんなも考えてみてね😁
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