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義経はしばらく気を失っていた。
しばらくして目が覚めるとそこは、果てしない荒野が続いていた。
どうやらぬえの力が無くなってしまったようだ。
牛若はすぐにその場を離れ全国修業を続ける…
次は四国での出来事である。
四国は“四獄”と書かれるほど厳しい環境下におかれ妖怪の住家と恐れられている。
そこは妖怪の王達しか入れないほどと言う。
そんな中に生身の人間が入るわけである…
しかし牛若もただの天才では、ない。
静岡では、大目連(だいもくれん)を退治し、 和歌山ではヤタガラスの大群を退治、 兵庫では海坊主を退治した。
幾度となく妖怪退治をこなしメキメキと腕をあげて行く義経であった。
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