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部屋を与えられた。といっても寝る時だけに使うだけだが……。部屋の広さは6人がやっと寝る程度で二段のベッドだけが「コ」の字に配置されていた。窓はあるので換気とかはできるように成っていたが部屋は蒸し暑かった。
気付くともう夜で部屋を紹介してもらったと同時に自分たちは部屋で寝かされた。そして部屋を案内した者は言った。
「明日は4時起床だ。起きたら食堂で飯を5分で喰ってそれから訓練だ。遅れれば罰だ。」
男は言い終えたら去っていった。
部屋の中は見張られていないので、会話はできたが、しばらくみな黙っていた。そしてオレらの中の1人の一番年上に見える男が最初に口を開いた。
「これからオレらは…仲間なんだよな……。……自己紹介をしようか。オレは…ジミー・スミスだ。年は15だが、名前は呼び捨てでいい。みんな時計回りで順番に自己紹介してくれ」
ジミーの「仲間」という発言でオレらは少し勇気づけられた。一人ではないと
そして次にジミーと同じベッドの下のやつが自己紹介した。そしてそれぞれ自己紹介を始めた。
「オレはランスだ。年は12。よろしく」
「オレはメルビィン。メルビィン・ハリスだ。年は13だ、太ってるが足はそこそこ速いんだぜ。みんなよろしくな」
「ジョン・ドゥ。年は9。……よろしく」
そして自分の番が来た。
「オレはジャック・シルブァーだ、年は10だ。さっき殴られたやつだ。みんな辛いが助け合って生きていこう」
最後にオレのベッドの上の最年少だと思われる子が自己紹介した。
「トム・グリーンです。年は7です。よろしくお願いします」
年齢は低いがいやに礼儀正しい少年だった。
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