登校

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まず、台所で一仕事。   そして、洗面所へ向かう。   「これでいいかなっと」   いつも通り髪をセットして、お気に入りの香水を軽くつける。   あ、笑った? 今笑ったよね? 俺はこう見えても学校では結構お洒落さんの部類なの。   身仕度が済んだので俺はバッグを肩に下げ、家を出ようとした。 が、香純という存在を思い出したので、一度部屋に戻ることにした。   部屋にはまだぐっすり眠っている香純の姿があった。   「香純には酷だが、起こすか」   俺は軽く体を揺さぶりながら、「起きろ」と声を掛けた。  2、3回程でやっと反応を示したが、只の寝返りだった。     仕方なく、俺は書き置きを残して学校に向かうことにした。
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