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「取り敢えず、俺と同じ歳の娘ってどーいう事よ?」
「未来からきたとすれば説明はいくらでもつくでしょう?」
「未来からきたなんてねぇ……信じられんな」
「私も信じられないよ。ただ……今何年?」
「2007年だけど?」
「やっぱり……。
私がいた時代は2032年なの。
つまり、わたしは今から25年後の未来人ってわけ。
まぁ、あくまで一説だけどね」
にわかには信じがたい。
だが、今の時点で説明がつくのはその説しかない。
香純も嘘はついていないと思うし……取り敢えずはその推測を信じようか。
「決定的な証拠はないが、今はそれしか考えつかないな」
「でも、どうやってこっちに来たのかが謎なのよね……」
そう言って香純は思考に入った。
ブツブツと、何か呟いているようだ。
もしかしたら、香純は学年トップクラスの奴らにも引けをとらないほど頭がいいのかもしれないな。
そんな事も考えつつ、俺も一緒にこっちに来れた理由を考えてみる事にした。
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