1. 出会い

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  駅への近道はいつも人通りが少なく静かだ…   「うぇーん。」   …ぇ?泣き声?   俺は少し気になって、その泣き声の持ち主が見える所まで行った。   その子は顔を隠すように座っている。髪はショートカットで少し茶色がかっていた。   声的に女の子。   …だけど、こういう時どうすれば良いんだ?   とりあえず「どうしたの?」と声をかけ慎重にその女の子に近づいた。   「ふぇーん。。」   ぅわー。どうしよー。   「…(汗。…お家どこかわかる?」   「…ぐすん。…なぃ。」   「じゃあ、お母さんは?」   「わかんない。」   「…えっと、名前は?」   「…春花」     …とりあえず、名前まで聞いたし警察とかに連れてったほうがいいかな?  
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