久しぶりのデート ~Angle**SHOKO~

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「はぐれないように。ちゃんと俺の手、握っといてね。」 そう言って差し出された手を、あたしはそっと握った。 満足そうに微笑む朝陽。 …手、つなぐの、三回目。 あたしは、真っ赤になりながら、朝陽とつながった手に目を落とした。 …あったかい。 一度、自分から手を繋ぐのを拒否してしまってから、 なかなかつなげなかった。 自分が朝陽の彼女だって、少しずつ自信もついてきてるけど、 自分からは言えずにいた。 …離さない。…迷子にならないように、ね。 あたしが少し強く手を握りしめると、 朝陽は嬉しそうに微笑んで、あたしの頭を撫でた。 .
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