久しぶりのデート ~Angle**SHOKO~

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園内はさらに上をいく想像以上の人混みだった。 あたしは、内心不安になっていたが、 朝陽の言うように、それぞれがアトラクションを満喫しているようで、 数人は朝陽に気づいたようだけど、それほど騒ぎにもならなかった。 そんな中で、朝陽と手をつないでいられることが何より嬉しくて、 人はたくさんいるのに、確実にふたりだけの時間が存在しているのが嬉しくて、 大はしゃぎしながら、次々とアトラクションをまわった。 そんなあたしの普段は見せない変貌ぶりに朝陽は驚きつつも、声をあげて笑いながら楽しんでいた。 .
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